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命を支える赤い流れ:血液の構成の謎を探る
BIOL701B-PEP-CNLesson 4
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血液は、体内を流れる「命の川」と称され、栄養素の運搬役であるだけでなく、健康を守る防御の砦でもあります。血液は流動性のある結合組織であり、成人の体内では、血液量は体重の約 $7\% \sim 8\%$ を占めます。

血漿 (約55%)白血球と血小板血球 (約45%)造血幹細胞赤血球白血球血小板

主要な構成要素の詳細

  • 血漿:血液中の液体成分です。$90\%$ は水分で、残りはタンパク質、ブドウ糖、無機塩類などです。その役割は血球を運搬し、栄養素や代謝老廃物を輸送することです。
  • 血球:赤血球(酸素運搬)、白血球(免疫防御)、血小板(止血・凝固)を含みます。
  • 造血幹細胞:血液の「命の種」であり、骨髄に存在し、非常に高い分裂・分化能を持ち、絶えず新しい血球を生み出します。
用語解説:幹細胞(Stem Cells)
動物や人体において、幹細胞とは自己複製能と多方向への分化能を持つ未分化な細胞であり、いわば「万能細胞」として、様々な組織や器官の細胞に分化することができます。造血幹細胞はその中でも最も研究が進んでいるものの一つです。